山仕事と、ちょっと介護生活

かみさんが要介護になっちゃって。サラリーマン辞めて、ちょっと介護しながら山仕事生活してます。

薪作りから考える

今日は、午前の参観日を終え、ちょこっと時間空いたので、お付き合い10数年になる薪仲間と伐採から始まった薪集め活動をしてきました。

気心知れた仲間と薪作り。

んー。仕事と全然気分が違う(´∀`)

ストレス発散になるわ(´∀`)

 

薪。

燃やす材のこと。だと思う。燃料。

カネに換算してみる。

近所のホームセンターに行くと薪買えます。

一束700円。

ちなみに、その700円の束をウチのストーブで使うと、どうだろか、持って6時間程度だろか。

で、24時間焚くと、4束。

1日の暖房費は2,800円。1週間19,600円。1か月を4週間とすれば78,400円。

10月くらいから焚きだして3月まで焚いたとすると、マックス6か月。470,400円。

暖房費50万弱!!!

高すぎるだろと。みんな思うでしょ。

でも、流行ってる薪ストーブ。どうやって売るかって?

薪は自分で集めればタダですよ!って売るんです。

確かにね。

でもね。実際は、木を倒したり玉切ったりするチェンソー、燃料、玉を割る斧とか薪割り機、道具代がとんでもなくかかるし、維持するからには維持費がかかる。チェンソーとか初めは壊しまくったりするんで。案外かかる。さらに、1シーズン分薪を作る時間。まぁシーズン中の日曜は全部取られるくらいかかる。時間をカネに換算したら、もう泣きたくなる。

でね。

薪屋さんは、そんな費用考えたら、薪は買った方が安いんですよって言って、薪を売る。まとめて買ったら割安ですよって。

ホームセンターで700円の薪の束を、大量購入で、どうだろか、安いところで400円台くらいにはなるのかな。

 

そして、薪ストーブユーザーはどう考えるのか。その400円台すら高いと感じる。だって、ストーブ買うときタダだって言われてるから。

 

で。

ウチみたいなところに来る。薪、木を伐ったついでに出ませんか?って。

出るよ。ついでだから、タダでくれませんか?って。

 

コレな!

 

一次産業的なものって、趣味でやってる人も多い。

野菜作ったりとか、魚釣ったりとか。

野菜作りすぎたからあげるわーって、ありがたいよね。

魚いっぱい釣れたから上げるわーって、うれしいよね。

 

ただ、コレを生業としてやってる人もいるわけで。

 

俺もね。木を倒してほしいなって。実際数分でできる作業もある。で、数分でできるような簡単な仕事ならついでにタダでやってよって言われる。

 

あのね。

数分でできるようになるまで数年かかってるし、胸張ってチェンソーで木を倒しても良いよって言われる資格とか研修とか、かなりの時間かけてやってる。

ちょっと他の仕事まではわかんないけど、木を倒す場合、上手くいけば確かに数分だけど。なんかあったら(掛かり木とか)もう何時間かかることやら。ましてや倒すときなんか壊したりしたら、何十万請求されることやら。

そのリスクも含めて作業費用はじかなきゃいけないわけで。

 

薪という燃料、はっきり言って製材できないようなものでも良いので、ゴミ燃やすんだからタダでくれよとか、よく言われるけど。

人が動いて汗水ダラダラたらしてやった分をカネにさせてほしいなぁ。

 

みんなが普通に蛇口ひねって飲んでる水とか、ろ過する山を整備してる費用、もうちょっとカネにしてほしいなぁ。

安いことが正義みたいな世の中だけど。

確かに安くなるべき物もあるんだろうけど。

 

薪ストーブ使ってると、カネ持ちだねーなんて言われるけど。

薪ストーブ使ってる人が、ホントにカネ持ちならば。

 

薪作るから、カネをたくさんくれ!

(´∀`)

 

だってさ。薪が欲しいなら薪作り手伝えよって言っても、手伝いに来る人ほぼいないんだもん。

 

 

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