相方1「寒いよねー。焚火とかで温まりたいよねー」
相方2「そうですよねー。焚火いいですねー」
相方1「焚火したいよねー」
相方2「焚火したいですよねー」
って会話を、俺の顔見ながらしやがる。
勝手にやればいいだろが。
別に俺の許可は要らねぇぞ。
俺ら、現場で寝泊まりする野宿山師として認められて、森林官にも、「本当は焚火はダメだけど、あなた方なら火事を起こすこともなく適切な道具で適切な場所でやるでしょうから、火事には十分注意して行ってください。本当はダメですけどね」って言われてるんだ。道具買ってやればいいだろが。
ホントにな。自分で買って来いや。
ってさ。
買っちまったよ。
なんで俺が買わなきゃいけねぇんだよ。
確かにさみぃけどよ。今年は暖かい方だぞ。
ったくよ。
で、なんでコレかっていうと。まず地面に灰が落ちにくいこと。
二次燃焼するんで、炎を見て楽しむものじゃないけど燃焼効率が良いので暖かいと思われること。
そして軽いこと。
は良いけどよ。まぁまぁお高いのよ。
後これと、
これじゃないけど、似たようなやつで、60センチ四方のやつ。
まぁこんな感じで暖を取ってます。
で、火の粉が飛ぶのが嫌だから、五徳より上に焚くものが出ないようにしろよって言ってるのに。初日に耐熱シート焦がしやがって。クソ野郎が。道具を大事にしない野郎どもが。「あ、ごめんね」ってヘラヘラ笑いやがって。
で。焚いてみたけど、1時間の休憩が終わっても、燃焼効率が良くてあっという間に燃え尽きると思ったら、案外熾きが残る。暖かくていいんだけど。休憩後に作業始まる時に消えてないと放置できない。
ってんで。また買わされました。
これだとソロストーブをピッタリ収納できるってんで。
ピッタリって。こんだけ隙間あるけど。まぁピッタリってことで。
で、しっかり熾きが残った状態で、まるで鏡面仕上げのような蓋を
閉めて、しっかり閉じて、約2時間で鎮火だそうで。
確かにしっかり消えて、もう冷めてました。
蓋するから目を離すのも安心だし。
しかしね。
楽しそうに焚いてますよ。
「いやー、暖かいなぁ。最高だよ」
っておい。当たり前だろ。お高いんだぞ。つーかさ。
ヨイショするならカネをだせ!
ヨイショするならカネを出せ!!
で今度は、トングが欲しいなぁとか言い出しやがって。
トングは
これが家にあるんで。こいつを使おう。
でも、ちょっと火をいじる程度なら、使い古しの丸ヤスリで良くね?
柄はそこらの枝で作りゃいいじゃん。つか誰か作れ。
まぁこんな感じで
持ち歩くには問題ないけど、今度はコレ入れるケースも欲しくなるじゃんか。
探さなきゃじゃん。
まったくよー。
ホントに困った奴らだ。
今回の出費分、てめぇらの稼ぎから引いてやるからな。お前らの財布は俺が握ってるんだからな。
なんつって。しねぇけど。
使いこなしてコレでカップ麺でも食えるようになってくれ。お湯沸かすくらいできるようになってくれ。コーヒー淹れるくらいになってくれ。
あー
痛い出費だったわー