山仕事と、ちょっと介護生活

かみさんが要介護になっちゃって。サラリーマン辞めて、ちょっと介護しながら山仕事生活してます。

無事全ての物資を届けました 熊本へ

あー。空いちゃいました。だいぶ。

マメに報告しようと思ってたんだけど。

 

いつもの事ながら、言葉が汚くて( ̄▽ ̄;)

失礼があるかもしれないけど、ド本音です。

誹謗中傷承ります(´∀`*)

 

 

 

 

愛知入りして、真っ先に知人とアポ。いろんなことをお話して、気分を上げて。

夜はベビーリーフ農家に屋根を借り。

屋根貸してって言ったのに。布団まで貸してくれて。ありがたくお世話になり。

次の日。りんねしゃへ突撃。

今回、人吉の実家、友人たちに物資を届けたいというスタッフさんとはじめましてのご挨拶♪

気合いバリバリで、鼻息荒く突入するも。

まず、物資の多さにビビり、物資が多くて作業スペースもなく、尚且つもうじき土砂降りが来るという予報。もう、どうしようどうしようとのーみそフル回転。念の為と持って来ていたブルーシートを使ってまず作業場を確保。

 

無きゃ作れ

 

震災後に引っ越した愛知で知り合った仲間たちに教わったこと。

 

なんとか雨降る前に簡易で屋根をかけて。

 

困ったら頼れ

 

コレがいつもできなくて、ついつい1人でやってしまうのだが。

コレはみんなの想いで、間に合わなくてごめんなさいは許されない。

兄貴に電話し、マジ無理って伝え、それから前の日に会った友人も心配して駆けつけてくれた。

1日目でなんとか目処がたち。

夜、さぁどこで野宿しようかと思ってたけど、スタッフさんが、部屋を貸してくれるという。

いやいや、初対面の得体の知れないおっさんを泊めるなんて危なくね?

とかオレは思ったんだが(´∀`*)

もしよろしければという柔らかい言葉とは逆に、目の奥にある勢いになんか押され、大変申し訳ないと思いつつ、部屋をお借りし。挙句に洗濯までしていただき。

ダンナさんが夜遅くなるから寝ててと言われたものの、挨拶くらいしなきゃと思いながら寝落ち(ごめんなさい)

なんとか目が覚めて初めましてのご挨拶。

さらにその後ビールまでたっぷりいただき、はじめましてな俺にとっても楽しい時間をいただき。もう恐縮で恐縮で多分身長かなり縮んだと思う(´∀`*)

起きて、見ず知らずのオッサンを迎え入れてくれたお子様たちと鳥さんと楽しくコミュニケーション(´∀`*)とってもメンタルをリフレッシュさせてくれた御家族と別れ、作業2日目。

今日はお手伝いさんが数名来てくれそうと聞いてたので、昨日ちょっと残して余裕を持って終わったつもりも、

来ず(T‐T)

でも、初日朝の感じと比べたら、状況を把握してる分、余裕を持って作業開始できて。

あー、これ、トラック来る前にーおわんねーなーって思ったところで助っ人参上。助かったー(´∀`*)

トラックが来て。そしたら積み込みの時はお手伝いさんがさらに来てくれて。俺なんかほとんど何もせずに、あっという間に積み込み完了。

積み込み終わった途端、腰抜けたね。

みんなの想い、何としてでも紙切れ1枚残さず持って行きたい。と思ってて、積み込めた。とりあえず第1段階。ホッとした。

そしてまもなく出発。

ドライバー4人で。

みんな目的地に行ったことがないので。移動時間が読み切れない。道だってどうなってるか分からない。となると、ちょっとでも、1キロでも早く進みたい。1分でも早く届けたい。

というドライバーの思いが気合と根性に繋がり、走った感じ今日はこの辺で一泊だなーって言ってた岡山付近を大幅に突破。宿泊のホテルを予約してた訳もなく、サービスエリアで急遽探し、トラックの停められる駐車場を持つホテルを検索。広島市手前くらいで見つけてなんとか寝床確保。

みんな腹が減ってるので、なんか食おうということになったが、夜も遅く、店閉まってて( ̄▽ ̄;)1件見つけてなんとか食えたが、大量のサラダ油摂取でちょっとパワーダウン。

ちょっと仮眠程度の睡眠時間で、朝もできるだけ早く出発。

総走行距離1000キロオーバーで。トリップメーター見ると、1060キロくらいだったかな。お昼すぎに目的地、人吉市のお寺さんに到着。

ちゃんとトラックの場所が確保されてて。受け入れ準備万端って感じだった。さすがだ。

 

コロナのせいで、受け入れ拒否だのなんだのクソみてぇな噂もあったらしいが。

来るななんつーヤツが居たら、仲間のためにそいつらぶん殴ってでも道開けてぜってー荷物渡すぞって兄貴と言ってて。特攻隊の俺としては鼻息荒くテンションMAXだったんだが。

 

そんなヤツ1人も居らず(´∀`*)

 

とっても暖かく迎え入れられ(´∀`*)

人もたくさん居て、降ろすのもスムーズに進み。あっという間に終わり。

トイレットペーパーとか、貰っときゃ良いのに。余裕ができたから、他に回してあげてって。

 

で。時間ができた。次、手伝うからなんでも言ってって言ったのに。

 

いや、それは気持ちだけで。って。

ありがとうございます。って。

 

いやいや、大変でしょ。

でも、コロナのせいで一応ね。

ウチらに迷惑かかるかもしれないからって。

どうでもいいわそんなもん。

 

でも。

でも。

 

物資を貰いに来る人たち。

ドロだらけで来たばーさん。何か食べ物をって。

子供連れて来たお母さん。あって良かったってオムツとかを。

疲れきって、虚ろな目をしてて。

ばーさん俺使えよ。あんたの10倍片付けてやるよ。

お母さんちょっと子供置いてけよ。たっぷり相手してやるから。笑かしてやるから。ちょっと寝て休めよ。

と思っても、このご時世で遠くから来たやつが声かけるのも挨拶すらもできず。

なんか空気読んじゃって。

 

川沿いから離れると、コンビニとかスーパーも営業してて。物も普通にあったみたい。

なんだ普通じゃんって思ったお寺周辺。

がしかし、そのお寺からちょっと陰に隠れてた100m先の道から、テレビで見た悲惨な現場だった。

 

歩いて行けたのに。

 

今、1番必要なのは、物資じゃない。人手だよな。

被災直後って、なーんにもする気にならないくらい呆然としちゃうから、人が来て片付け手伝って、自分もやらなきゃって引っ張られてカラダ動かして。最初のそのカラダ動かす一歩がものすごく大変で。動いて少しでも前が、先が見えるとまた元気出て。

 

なのに。

 

物資が、生きるために、ガンバるためにあって欲しい物資が。

今はまだ、死なないために、ただ生存本能みたいなものだけで使われてる。

 

いや、俺今少しだけどできるよ。ちょっと疲れてるけど、みんなより俺の方がまだ力あるよ。

 

でも。

 

病院が、県外からの物資お断りだってさ。

でも、マスクとか消毒液とか、全然足りないんだって。足りない分は看護士とかがなんとか考えてやりくりしろなんだってさ。

どこだよその病院。院長室ぶっ壊してやるよ。アタマイカレてんじゃねぇのか?トップが何とかしてやれよ。

 

でも。

 

物資届けたら、こんなものしかないんだけどって。木で作ったコースターをたくさんくれた。大変なんだからさ。俺らなんかに気ぃ使ってんじゃねぇよ。なんで物届けて俺らが助けられなきゃいけねぇんだ。

 

俺、もっとできることあるのに。やらなきゃいけないのに。

 

なんにもできなかったのに。

 

でもみんな。ありがとうありがとうって。

 

そんなこと言うなよ。

 

悔しくて情けなくて。

 

人吉市を発ってから。あの物資を取りに来た人たちの顔が、頭から離れません。

悔しくて、自分の力の無さに、情けなくて。ダメだと思いつつも、あれからフッと1人になったり車内でフッと時間ができると、どうしても涙が出てきて、とまりません。

 

声かけることすらもできなかった。

 

あのね。

雨は必ず止むし、片付けだって、やれば必ず終わりがあるから。

あの、底抜けに明るい和尚さんとか、イケメン写真家さんとか、ああいう人が居れば、もうちょっとしたらみんな元気取り戻せて動けると思うから。

 

もし、人吉市の人がコレ読んでくれたら。

もうちょっと経って、ちょっとでも落ち着いたら。

俺も帰ってガンバって稼ぐんで。

なんか美味いもん送るから。

なんか元気出そうな笑ける物送るから。

なんにもできなくて本当に申し訳なかったけど。

 

応援してます。

必ず元通りになる日が来るから。


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いつかまたきっと、人吉市に行きます。

遊びに行きます。

 

 

往復で日本縦断より距離あるけど(滝汗)

(´∀`*)