と。タイトル大きく出てみた(;^ω^)
言ったら、案外できるかもしれない、なんて思ってさ。
今朝。
春先に依頼を受けて伐倒しまくった山の地主さんとコンタクトが取れ。
現地で会うことになって。やっと会えた。
てぇのは、ちいとめんどくさい話なんだけど、伐倒を依頼されたのは地主ではない人から。
薪にしたいから倒してくれと。倒しておけば後はできると。
強く言われたので、知らねぇぞと思って伐倒しまくり。
案の定薪まで処理しきれず。ま、俺には関係ない話だけど。と思ってたけど。
やっぱ、伐ったんだし、今後も伐りたいらしいから、地主さんに挨拶させてよと頼み続けて半年(;^ω^)
やっと会えました。
ここで。
地主さんの話を色々聞いた。
50年ほど前、二十歳の時に、いつか里山の麓に家を建てて住みたいなって思って、買ったんだそうな。
ところがその後、結婚して、奥さんに、ココに住みたいって言ったら、馬鹿じゃないの?って言われて、諦めたそうで(;^ω^)
ま、そうですよね(;^ω^)
でも、
この雑木林の風景が好きで。
でも、何の管理もできないから、諦めてたんだよって。で、薪が欲しいという人が来たから、好きなようにしてくれって言ったんだよって。
あー、そうなんだ。
でも、やっぱり好きだから手放したくは無いんだよね。孫もできたし。孫が遊びたいって言えば、連れてきて遊ばせてあげたいし。
ココはね、生活の明かりが無いから、星がきれいに見えるんだよ。星の写真を撮るのが趣味でね。
おおー、ステキな趣味だ!
どこかに小屋でも立てて、遊びに来れるようならね。
ま、好きに倒して、薪にしてくださいな。では。
っつって別れたんだけど。
うーん。
会社辞めてから、ずうっと心に残ってる単語があって。
イヤシロチ
愛知に行った時、初めて聞いた単語。
理由は分からないけど、なんか引っかかって、心地よい単語。
今までやってきた、林業と言われる仕事、つまんないなーって思ってて。
だって。地主も求めてない仕事を、お役所が予算付けて、やらなきゃいけないからって、誰にも喜ばれない間伐搬出とかばっかりで。誰も来ない、誰も関心の無い山の間伐だったり。
なんで地主なのに自分の山に関心が無いんだろうか。
なんで生きるために大事な山に関心が無いんだろうか。
ずっと思ってた。
でもみんながみんなそうじゃない。
したくてもできなかった人もいる。
そしてそんな地主さんに会った。
山を見て、色々イメージが湧く。
地形的に、野営するならこの辺だよな。沢もあるし。
とか。
ハンモックとか掛けたいなー。あの気が良さげかなー
とか。
小さい子が来た時遊べるような、タイヤぶら下げられる枝はどこかな。
とか。
ココにテント設営して、空見上げたら、星がきれいに見えそうだ。あの辺をちょっと伐ってあげればもっと見えるよな。
とか。
イヤシロチ
検索すると、怪しげな宗教じみたぼったくり商売的なやつがたくさん出てくる。
が、単純に、「快適で居心地の良い空間」ってことな気がする。気持ち良い空間ってことな気がする。
俺が思う居心地の良い気持ち良い空間を山で作ったら、地主さんたちは山に関心持ってくれるんだろうか。
もう、好きに伐って良いからねって言われた。
でも、夢があったらしい。
その夢全部はかなえてあげられないけど。
好きに伐って良いんだから。好きに勝手に空間を意識して伐ってみよう。
地主さんが、ちょっとでもほっこりするような場所にできるようにしてみよう。
計画立ててやってみよう。
正解が無いことだから。どうなるか分からないけど。喜んでもらえるか分からないけど。
やってみよう。
うん。そうしよう。やってみよう。
カネにはならねぇけどね